のはら元氣クリニックプレゼンツ!『心理楽(らく)剤師TAKAKOの健康の宝箱』FMレキオ(80.6mhz)毎週金曜日11:30~放送♪2020年9月11日放送は死生観について・・・先日サイモントン療法の死生観についての話をクリニックでしたので・・・。
人それぞれ、生きてきた人生が違うので死生観についても違うのですが・・・私達は自分の死生観について考える時間がなかなか持てない、または持とうとしないのではないかと思います。
無意味、怖い、不安感など・・・または考えたくないという方もいると思いますが、病気はメッセンジャーなので自分自身と向き合う為のメッセージとして、自分が何に怯えて?何を思い込んでいるのか?ということに向き合うチャンスがやってきたんだな~と思ってほしいですね。
ラジオを聞いている皆さんも「死生観」というのを頭の隅においてほしいなと思います。
・自分はいったいどういう風に考えているんだろう?
・亡くなってしまった自分の身内や友人の死生観はどうだったんだろう?亡くなった方々の「死」を自分なりに解釈しながら、自分は「死」をどういう風に迎え入れるのか?ということを考えてほしいです。どの死もその人なりの人生を表していたのだと思いますよ。
患者さんに死生観のお話をする時は「治療を諦めなさい」ということではなく「死を意識することでどのように生きるのか?」という話をしています。死に関しては宗教上の理由で色々な解釈がありますので正解はわかりません。自分がどのように捉えると、自分がより良く生きられるか?ということが大事です。身内やまわりがどうのこうのではなく、自分は自分なりの死生観を持ってほしいと思うし、その権利があると思います。
病気になってからは冷静に考えられないこともあります。だから健康なうちに一度自分に向き合って、「どのように今を生きるのか?」「どのような死を迎えたいか?」を考えてみてほしいなと思います。