のはら元氣クリニックプレゼンツ!『心理楽(らく)剤師TAKAKOの健康の宝箱』FMレキオ(80.6mhz)毎週金曜日11:30~放送♪2020年8月21日放送は共感的な応答「心の栄養」について♪
早いものでもう8月最後の金曜日になりました。来週には沖縄の旧盆もありますが。今年は県外のお盆も含めていつもとはちょっと違うお盆の風景ですね。
今年はホントにコロナで始まりコロナで終わるような感じがします。こういう時期に何が一番問題になるのかと考えるわけですが・・・私の立場からいえることはメンタル面でカウンセリングを受ける方が増えているな~ということです。
私達は「家庭」は安心安全な場所で、「家族」はお互いを思いやるチームと思い込んでいるのですが・・・こう自粛が続いてしまうと、普段なら旦那さんに早く帰ってきてほしい、塾や部活で忙しい子どもたちとも一家団欒でゆっくり過ごしたいと切に願っていたはずですが・・・今回の新型コロナの影響でそれが実現しました!
なのに、そこが問題になってくるという方もいらっしゃいます。
女性のコロナ鬱というネーミングがつけられるように、家族との関係に負担を感じてしまうケースもでてきています。家族とは色々な学びをするチームと考えれば、うまく行かないのが当たり前のような気もしますが、私達は「家族だからわかって当たり前、声掛けも当たり前」と思うわけです。特に女性は共感能力がとても高いし、相手にあわせる術も持っているので、自分もそうするように相手もきっとそうであるに違いない!と思い込む部分が結構あるのです。
家族がほしい言葉をかけてくれない!
ほしい態度をしてくれない!
ということがストレスになっていくという方がいます。
これまではいい距離を保っていたはずです。家族の距離感はとても大切だと思います。
だからといって、我慢するのではなく、こういうときだからこそ、家族との距離感や家族の中のシステムを見直していけばいいと思います。例えば、一日中キッチンに立っているという声も聞かれますが、料理はお母さんというルールを変えていけばいいのです。
お母さんはやりすぎるきらいがあるのですが、私達人間は必要な分だけ受け取るし、理解する、相手がどうという考えではなく、自分が必要な部分だけをすくい取っていくというものです。相手は相手なりのやり方で愛情を示しているはずです。それをうまくキャッチできていない部分や、行き違いがあると思います。
家族といえども、考え方の違いがあると理解すること、そして相手の境界線の中に入っていかないということも大切です。
共感的な応答は「心の栄養」と言われています。それを得られないと体調を崩していきます。そうならないように、家族との付き合い方、人との付き合い方、自分の考え方について見直していきませんか?