おはようございます!心理楽剤師の野原貴子です。八月に入ってのstay homeを皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。
五月のそれと比べて私たちの心に「ゆとり」なのかはたまた「慣れ」なのかわかりませんが、警戒意識がぐっと減ったように感じられますね。
snsの投稿でこのような記事をみました。ホテル滞在のコロナ陽性の方たちと医療者との間のトラブルのお話です。症状が軽い或いは無症状であるにも関わらず、外出を禁じられてる状況はストレス満載であると思われますが、そのストレス発散が医療者に向けられるということが多いようです。心ない言葉で看護師の業務に支障をきたし、心折れて辞める、ことがあるようです。
その記事によりますと現在沖縄のホテル(東横イン東横イン旭橋駅前)の収容人員は100名、それを2名の看護師さんで看護しているらしいです。先日も玉城知事が県外に医療者の要請をしたとニュースで流れていました。コロナ対策において看護師さんが不足しているのです。
誰が悪い、というのではなく、この今の状況に想像力を働かせてもらいたいと思います。「医療者は患者の言うことは受け入れなければならない」という間違った信念が多くの人の中にあると思います。もちろん医療者の中にも。
患者さんの中には思考の混乱から医療者に「治せ!治すのが仕事だろ!」と言う態度の人がたまにみられます。どのような療法を用いても完璧はありえません。あなたの身体はあなたが責任を持つのです。患者さんに何も言うな、ではありません。ただ周りを見渡す余裕を持ってください、ということです。相手を思いやる優しさを持ってください、ということです。
私たち医療者はそれぞれができるだけのことはするでしょう。自分の持っているベストを尽くすと思います。しかしそれはあなたが思っているベストではない、ということです。
医療者も人間です。家族もいます。愛する人もいます。無事な帰りを待っている人がいます。
深呼吸して周りを観る優しい目を持ちましょう。☺️