こんにちは。
カサンドラ症候群のお助けウーマン😄心理薬剤師の野原貴子です。
今日は、私ももしかしてカサンドラ??私の夫も発達障害??と悩んでいる方へ向けて、
「大人の発達障害」について簡単にお話ししますね。
「大人の」と付いてることからお分かりのように、「発達障害」は今までは、子供対象の言葉でした。
厚生労働省の条例でも「幼児期に発現するもの」とあります。
では、大人はどのような病名がついているのか?というと、
「不安障害」や「適応障害」「パーソナリティー障害」などと言われています。
全く同じとは言わないまでも、「発達障害」と多くの症状が似通っている為、「大人の発達障害」
と言う言葉が使われるようになってきたようです。
現在は、更に「発達障害」から「神経発達症」と呼び名も変わってきています。
「大人の発達障害」には、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠陥・衝動多動症)の二つが多くを占めます。他にLD(学習障害)や知的障害などありますが、多くの場合、ASDとADHDの二つが特徴的と言われています。
- ADHD(注意欠如・多動症)
- 集中力が続かない、または興味があることに極端に没頭する
- スケジュール管理が苦手で、締め切りを守れない
- 忘れ物やミスが多く、衝動的な行動をとる
- ASD(自閉スペクトラム症)
- 暗黙のルールや人間関係の機微が理解しにくい
- 曖昧な指示への対応が難しく、柔軟性が欠ける
- 会話で誤解を生むことが多く、職場でトラブルになることもある
職場での影響
- 人間関係の課題: 上司や同僚との意思疎通に苦労し、雑談や感情の読み取りが難しいため、人間関係で摩擦が生じやすい。
- 業務上の課題: 遅刻やタスクの遅延、同じミスを繰り返す傾向が見られ、周囲から「仕事ができない」と誤解されることがある。
診断と対応
発達障害は完全に治るものではありませんが、診断を受けることで自分の特性を理解し、適切な支援や治療を受けることが重要です。治療法としては、薬物療法や心理的支援があり、就労支援などの社会的支援を活用することで生活の質を向上させることができます。
自分の特性を理解し、それに合わせた働き方を見つけることも大切です。また、周囲の理解が得られることで、人間関係や仕事のパフォーマンスも改善されることがあります。
しかし、発達障害グレーゾーンと呼ばれる人の場合は、社会的に仕事ができる人が多く、障害的な行動や発言は家庭内や親密な人の中で起こることが多く、周りに認知されにくいことがあり、そのような場合に妻やパートナー、家族などが「カサンドラ症候群」に陥りやすい傾向があります。
上記のASD、ADHDの特徴に一つでも当てはまるのであれば、グレーゾーンに入っている可能性があります。
家族の中で発達障害の可能性があったとしても、その部分を他者が補ったり、その人の特性として受け入れられるのであれば、問題なく生活を持続できている家族もある、と言うことも覚えていてください。
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